こんにちは！
今号からレシピコーナーを担当させて頂くことになりました月村きのと申します。
改めまして宜しくお願いいたします。
さて、占星料理ってなんぞや？という所からはじめてみます。
この雑誌をご覧になっているということは、占星術にご興味がおありの方も多数いらっしゃることと思います。
簡単に申し上げると、占星術というのはホロスコープという個人の天体配置図をもとに読み解いていく占術のひとつですね。
古くはメソポタミア文明の頃から占星術は医学の一つとも扱われ、人の身体と密接な繋がりのあるものだとされてきました。
人間の身体は小さな宇宙であり、宇宙そのものの動きとリンクしていると考えられてきたわけです。
現代でもたとえば月が満ちると産気づく妊婦さんが多いとか、聞いたことがあるかと思います。
今は医療の進歩に伴い占星術自体が医学と考えられることはなくなってきたわけなのですが、それでもなんだか満月が近いと頭が痛いなぁとか調子が悪いと思ったら新月だった！など、人によって影響があるというお話もよく伺います。
事件や事故が多いときは火星が凶角と呼ばれるアスペクトをとっていた、なんてことも。
（惑星にはそれぞれ守護する事柄があるのですが、それは追々・・・）
そういったことから、私は星たちの動きが影響するのは身体そのものの象徴というよりも「心と身体のズレ」を教えてくれているのではないだろうか、と考えるようになりました。
「病は気から」という言葉もありますが、そういった心のモヤモヤが影響した身体の働きをホロスコープでチェックして、少しだけ惑星の力を拝借する。
そして食事を通して身体の不調を整えて病を予防したり、時にはパワーチャージやお色気アップ！なーんて魔法も使っちゃう。
それが「占星料理研究家」であり「竈の魔女」としてのお仕事かなと思っています。
というわけで今回ご紹介するのはこちら・・・
『木星＆金星＋山羊座パワーのキャロットケーキ』
材料：（パウンド型１個分）
卵２個、ニンジンすりおろし１本分、三温糖80ｇ、サラダ油30～40ｇ、薄力粉140ｇ、ベーキングパウダー小さじ半分、シナモンパウダー小さじ１程度（量はお好みで）、その他くるみやレーズンなど適宜
作り方：
すりおろした人参にはレモン汁（材料外）をかけておく
ボウルに卵と三温糖を入れて泡だて器でよくすり混ぜる。
サラダ油を少しずついれてその都度よく混ぜる。
すりおろした人参も加えて混ぜる。
粉類（薄力粉・ベーキングパウダー・シナモンパウダー）を合わせてふるい入れて、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせる。
（途中でレーズンなど加える）
クッキングペーパーを敷いた型に生地を流し入れて180度で35～45分焼く。（ご自宅のオーブンと相談して！）
型から外して冷まして出来上がり！
※保存するときはぴっちりラップをして夏なら冷蔵庫、冬ならそのままでも。
見た目はちょっと地味ですが、シナモンが効いた懐かしいような優しいお味のケーキです。
シナモンは木星の守護、ナッツ類は金星の守護だと言われています。
そして人参は大地のパワーたっぷり野菜。
ちなみに私は干し棗を使った中国のお菓子を今回レーズンのかわりに入れてみました。
鎮静作用のある棗は金星なんじゃないかと思っていますがどうかしら・・・
このレシピを書いている2015.7.2は山羊座満月、木星＆金星がコンジャクション（0度でとっても仲良しの状態）という星回りの日です。
木星と金星はともに吉星とされていて、ふたつが合わさることにより物質的な快楽・喜び、美しさや華やかなイメージが強く出ています。
しかも獅子座なので、キラキラ☆パーティーパーティー！って感じ。
ただこう浮足立つ感じもするので、ここで出てくるのが大地の恵みニンジンさん！というわけですね。
地に足つけておくことってとても大切なことですものね。油断しないように力を借りておきましょう。
今回はお子様も食べられるようにシンプルに仕上げましたが、おもてなしにするならこれにクリームチーズのフロスティングをたっぷりかけてお化粧してあげても良いですね。
余談ですがそういえば知人のお店が今夜グランドオープンでした。
こんな星回りの日にオープンだなんて、きっと素敵な夜になることでしょうね！
とまぁこんな感じでこれからレシピをご紹介していく予定です。
皆様どうぞ宜しくお願いいたします！
読者コメント