博物館へ行こう!(という名の東京国立博物館ダイレクトマーケティング)
博物館だけで一日潰す覚悟はあるか
昨年の夏、年末、そして今年の春と東京国立博物館へ行ってきた。
正直な話三回とも本館の展示すべてを見ることはかなわなかった。目当てを絞っていかないと本気で丸一日時間を持っていかれる場所だった。
本館・平成館合わせて全部見ようと思ったら二日、いや下手すると三日かかる可能性もある場所だが、今回はその中でもここだけは行ってほしい!というおすすめ展示室を紹介したいと思う。
なぜ「展示室」を紹介するかというと、東京国立博物館は展示室ごとに展示品のテーマが決まっており、一定周期で展示品の入れ替えがあっても展示室のテーマは基本的にそのまま=いつ行ってもだいたい同じテーマに即したものが見られる ためである。
本館1室:縄文・弥生・古墳時代の品々
平成館にも考古学遺物の展示はあるが、あえてこちらを推したい。
前回行ったときには火焔型土器(展示品の入れ替えで現在は見られないようだ)や遮光器土偶といった縄文時代の遺物をかなり近い距離で見ることができた。
本館16室:アイヌ・琉球の人々の信仰に関わる品々
ひょっとするとこちらの展示品の方が本マガジン読者の興味を引くかもしれない。
一定期間で展示品の内容がアイヌ文化のものと琉球文化の物とで交互に代わっているようで(2016年4月12日~2016年7月10日の期間はアイヌ文化の展示品となっているようである)、以前展示されていた琉球文化の品には奄美大島のノロ神女が身に着けていたとされる首飾りや玉飾り、玉ダスキなどが展示されていた。
現在の展示品にもイナウやイクパスイ、熊送りの図などが展示されているそうなので、期間中に見に行ってみてはいかがだろうか。
ついでに
東京国立博物館の恐ろしい(?)所は、目当ての品がある展示室にたどり着くまでに別の展示室を通る必要があるという一点に尽きる。つまり、目当ての品にたどり着くまでについ気になるものを見つけてしまい、そこで時間を大幅にロスしてしまう可能性がそこそこ大きいのである。
ぜひ時間には余裕を持って訪れて頂きたい。
参考URL
「東京国立博物館」(公式サイト、展示スケジュールなどが確認できる)
http://www.tnm.jp/
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