「ユール」とは、キリスト教が広まるより前の、冬至のお祭りのことです。
そもそも古代ヨーロッパの習慣で、広い地域でヴァイキングや古代ゲルマン人によって祝われていました。
夏至からどんどん短くなっていく昼の時間がもっとも短くなる=昼と夜の長さが等しくなるタイミングで
太陽に力を与え、また元の力を取り戻してもらうためのお祭りなのです。
この日は神々(祝われた場所が場所なので、基本北欧の神々です。オーディンとかトールとかフレイとか)のための捧げものとしてイノシシや豚の肉、ビールなどを捧げたそうですが
ユールは先述したとおりかなり広い地域で祝われていた歴史があり、祝われ方はさまざまです。
さらに時代が下るにしたがって、ローマの祝祭サトゥルナリア祭やキリスト教・ミトラ教の信仰と混交された結果、聖ルチア祭やプレゼント交換の行事といったイベントを含むいわゆる「クリスマス」になったとされています。
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